酸蝕症って知ってますか?
2020年07月14日
こんにちは!ブログ初登場の歯科助手マリエです
ジメジメした梅雨の時期ですがいかがお過ごしでしょうか?
今回は“酸蝕症(さんしょくしょう)”についてのお話〜
最近、こんな症状はありませんか?
・歯がシミやすい
・歯が透き通っている
・歯が丸みを帯びている
・詰め物、被せ物が取れやすくなった
・歯軋りなど機械的な力が加わることで、歯の表面に小さな凹みができる
…思い当たる節がある方、“酸蝕症“かもしれません(*_*)
〜酸蝕症とは?〜
酸によって歯が溶ける症状をいいます。
虫歯は、虫歯菌がエサである糖を分解するときにつくる酸で歯が溶けますが、
酸蝕症は細菌が関与しないという点が虫歯と違います!
近年は虫歯、歯周病に次ぐ生活習慣病として注目されるようになっています。
酸蝕症の原因は
胃酸、酸性薬剤(ビタミン剤、アスピリン等)の服用、
そして一番多いのは
酸の強い食品の摂りすぎです。
スポーツドリンクや炭酸飲料、果物、酢、クエン酸、、、
習慣的に摂取していませんか?
どうしたらいいの?という方は以下のことに気をつけてみましょう!
①ダラダラ食べ、チビチビ飲みをしない
②就寝前に食べる・飲むのは控える
③口の中に酸性のものが触れた直後には歯磨きをしない(酸性のものに触れた直後の歯は柔らかくなっているので、30分程度時間を置くか、水で洗口してから歯磨きをしましょう)
④フッ化物を活用する(むし歯だけではなく、酸蝕症にもフッ素は有効です。フッ素入り歯磨剤やフッ素入り洗口剤を使いましょう。)
⑤唾液の緩衝能(唾液を正常なpHに保とうとする働き)を増強する。
牛乳やチーズなど、脱灰を阻害するカルシウムやリンを含む食品を酸性食品と同時に、または食後に取ると良いです。 無糖の薬用ドロップ、キャンディ、ガム等を食べて唾液を出し、再石灰化を促すのも効果的です。
当院でもフッ素入り歯磨剤やキシリトールガムを販売しています♪
特にキシリトールガムは成長期の顎の成長や歯並びにも良く、唾液も出るようになります。
市販と違い、歯科専売はキシリトール100%!
気になる方はいつでもお声掛けくださいね⭐︎
最後に
酸性の食品を口にしてはいけないというわけではありません。
酸性の食品を食べる習慣があっても、 歯に症状がなければ今の習慣を変える必要はありません。
酸蝕症について理解したうえで食事を楽しみましょう!
新しくブラックボードも更新しました⭐︎また見てみて下さい。
さりげなく潤先生を添えて(笑)