銀歯にも影響⁈ ロシアとウクライナの戦争
2022年04月12日
みなさま、大変ご無沙汰しております
.
事情は色々あれど、戦争は絶対反対の
すみたけ歯科 院長 角竹 功次です.
ロシア🇷🇺とウクライナ🇺🇦の戦争が続き、死者が増えていますね.
戦争での死者の方々に御冥福をお祈りいたします.
また戦死者の関係者の方々にお悔やみ申し上げます.
各方面も戦争の色々な影響が出てきています.
実は、歯科治療にも影響があるのです.
歯科医療従事者ならわかることですが、
その他の方は????
ですよね⁈
歯科と戦争⁈
ですよね!
実は、密接に関係しているのです.
どういうことかというと、
歯科治療に金属が使われることは、皆さんご存知だと思いますが、
詰め物、被せ物に金属が使われますが、その金属、経済と大きく結びついていて、
経済に連動して価格が変動します.
金属の価格変動は日々刻々と起こりますが、
我々が治療に使う金属は日々刻々の変化に対応できる仕組みになっていません.
特に保険診療では!
(厳密にいうと、自費診療でも!)
保険の銀歯、色々な金属を混ぜた合金なのですが、パラジウムという金属20%が含まれています.
そのパラジウムですが、実は貴重な金属で、ほとんどを輸入に頼っています.
そのうち4割ほどをロシア🇷🇺からの輸入です.
そのため、ロシアの状況や、経済制裁の影響を受けるわけです.
歯科治療には様々な素材が使われていて、
その中に金属がありますが、
金属は他の素材に比べて、丈夫で加工し易いというメリットがあります.
中でも金合金は昔から、歯科では重宝され使われてきました.
しかし、金は高価なので、当然保険治療には適しません.
そこで先人たちが、
金に代わる合金が作れないか⁈
と言うことで、パラジウムを含む合金のが開発されました.
その当時は、パラジウムは安かったのです.
しかし、パソコン、携帯電話などの電子機器や、自動車などの部品に多く使われるようになり、
需要が増え、パラジウムの価格が上がっていきました.
開発された頃と比べると、はるかに高くなっているようです.
このリンクの動画内だと
(https://youtu.be/fYMD8y6e2hk)
過去から倍に、その後、今回の戦争で3割アップ⁈
具体的な数字は述べられていませんが、
単純に2.3倍⁈
実はこんなところで、歯科治療にも戦争の影響があるのです.
戦争の影響を受けて、銀歯で患者さんを治療すればするだけ、赤字
国からの救済措置はありません.
先人たちが知恵を絞って開発した合金、
なんとか、保険治療でよい治療を
と開発された金属ですが、
時代にそぐわなくなってきているようです.
最近は、金属アレルギーも方も多くなってきたり、
原因不明の難病に歯の治療で使われた金属が影響していることも.
安易に保険治療で、歯医者さんの言いなりになるのではなく、
信頼できる歯科医院で、しっかり情報提供を受け、相談し
ご自身で、ご自身の健康を選ばれてみてはいかがでしょうか⁈
当院ではカウンセリングの機会を、各患者さんに最低4回設けています.
(それ以上必要とする患者さんは、特に上限を設けず、納得のいくまで行っています)
今回は、文章がメインになり、読むのが大変だったかもしれませんが、
金属と戦争の関係について、簡単にまとめてみました.
最後までお読みいただき、ありがとうございました.