子供の虫歯予防ー『ブライダル前歯科検診』????
2021年09月10日
先日、妊婦さんの診療をしてた時に、「子供の虫歯予防をいつから始めたらよいんですか?」と虫歯予防の質問を受けました。
立川駅から青梅線で10分、昭島駅南口にあるすみたけ歯科 角竹功次です。
結論、『結婚前から始まっています。』
えーっ⁈
オーバー?
って思われるかもしれませんが…
なぜでしょう?
前出の妊婦さんにも言われたのですが、
『出産までに時間がないので早く治してほしい』
と要望がありました。
もちろん、『頻度を上げて通ってもらえば、治療は可能です』とお話しました。
一度にたくさん治療をしてほしいという患者さんは多くいらっしゃいますが、限界もあります。
ここを掘り下げると、長くなってしまうので…(また別の機会に)
一番大きな理由を一つだけ、
『みなさま、口を何分開け続けられますか?』
通常は30分から長くても1時間程度です。
技術的に何本も治療することは可能ですが、この限界点が一番大きな理由です。
話題を戻して、
なぜ、結婚前?
妊娠される前に、歯科治療をある程度完了させてほしいからです。
妊娠されると、妊娠初期と後期は我々も応急処置以外の治療をストップします。
妊娠を10か月と考えると、
前半2-3か月、後半1-2か月がこの治療を控える期間に当たります。
つまり、治療をきっちり受けられる期間は約半年
結構短いんです。
となると、出産してから、残りの部分?
とにかく、離乳食が始まる前までに、お母さんのお口の健康を確保してほしいのです。
お子さんのお口の虫歯菌は近親者から移ります。
一番多いのは、お母さんのお口の虫歯菌
妊娠、出産されると、お母さんは、時間的制約も多くなります。
歯科治療で歯科医院に通う以外にしなければならないことがたくさん増えます。
妊娠中は体調不良も多くなる方もいらっしゃいます。
歯科治療には時間的余裕をもってほしいのです。
できれば、1年くらい前から余裕をもって、歯医者さんに通ってほしいのです。(その方個々のお口の状態にもよりますが)
(私がよく患者さんにお伝えすること…
特に早く治してほしいという患者さんに。
今まで、どのくらいの間、歯医者さんにかかってないですか?
とお聞きしますと、
大体の方は数年間かかっていないことが多いですね。
そんな場合、その期間の半分は時間をください
とお伝えします。
来院頻度を増やしてもらったり、お口の中の異常が少なければ、こんなにはかからないことが多いですが
通われていない期間が長いほど、異常が多くなってることは容易に想像がつくのではないでしょうか?)
また話が飛びましたが、
私のおすすめは、
結婚が決まり、結婚式場を探し始めた頃がベストなのではないでしょうか?
来年の今頃
『●●の○○結婚式場で』
なんて流れが多いですよね。
お母さんと、赤ちゃんのお口にシフトしてみましたが、
お父さんとなる、旦那さんのお口も昨今では重要となってきています。
なぜなら、育児を平等とまでは言わなくても、
昔よりは、旦那さんが関与されることが多くなってきています。
親密度が上がれば上がるほど、お父さんのお口も重要になってきます。
ぜひ、ご夫婦で歯科検診を、ブライダル前に受けましょう。
結婚式場選び以上に
『ブライダル前検診』がお子さんの健康には重要です!!