親知らずー抜いたほうが良い?それとも抜かない方がよい?②
2021年09月10日
親知らず
抜くか、抜かないか迷いますよね。
抜かない方が良いときもあります。
立川駅より10分 歯を極力抜かない歯科医療を実践している歯科医院
すみたけ歯科 角竹 功次 です。
昨日に続き、親知らずの抜歯の話をしたいと思います。
昨日は、抜くべきとお伝えしました。多くの場合はそれで間違いありません。
しかし、中には残しておいた方が良い場合があります。
それは、
①大臼歯(口の奥の大きな臼状の歯)にあと数年しか持たなそうな歯がある
②その他の歯でもあと数年しか持たなそうな歯がある
①もしくは②で、今後数年間は虫歯にならないようにケアできる
(まっすぐ萌(は)えて、日々のブラッシングが行き届くことが条件です。)
と、かなり条件は限られますが…
こんな場合、当院では、親知らずを抜歯せずに、保存しておくことがあります。
保存し、どうするかというと、
1⃣ダメになった大臼歯の部位へ、親知らずを矯正治療で歯を移動する
2⃣ダメになった大臼歯の部位へ、親知らずを移植する
3⃣親知らずのサイズによっては、大臼歯以外の部位に移植することができる場合もある
(親知らずも大臼歯という種類の歯です。そのため、基本的には大臼歯への応用が基本ですが、まれにすごく小さな親知らずもあるのでそんな場合、他の種類の歯、前歯(前歯)小臼歯(横の歯)などに使える場合があります)
昨日のブログでも少し触れましたが、
親知らずを抜くのにも技術が必要ですが、
移植はそれよりも高度な技術が必要です。
実はインプラント治療より技術が必要な場合も
昨日に引き続き
もし迷われるようでしたら、歯医者さんによく相談しましょう。
相談しても納得がいかないようなら、セカンドオピニオンをしましょう。
当院では、過去より、歯の移植を積極的に行っていますので、お気軽にご相談ください。